おそらく皆さんが使っているシャンプーは この「高級アルコール系シャンプー」に当てはまります。 「高級」とは「効果・価値の高い」という意味ではなく 「分子量が大きい」事を意味しています。 市場に出回っているシャンプーのほとんどは高級アルコール系シャンプーであり、 最も一般的と言えます。 動植物油脂などから作られた界面活性剤が入っており、 泡立ちが良く洗浄力が強いのが特徴で、安価で大量生産が出来るため値段も安く、 メーカー・消費者とも最も『使いやすい』シャンプーという事が出来ます。
例 ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸塩など
「アミノ酸系シャンプー」は、アミノ酸から作られる界面活性剤を使用しているため 他の種類のシャンプーよりも肌への刺激が低いという特徴があります。 髪や頭皮に優しく、リンス不要な商品が多いのも特徴で、 主成分であるアミノ酸が髪をコーティングしてくれるというメリットもあります。 一方で洗浄力がやや弱く、また値段が高いというデメリットがあります。
例 「ココイル○○」や「コカミド○○」、「ココアン○○」
「石けん系シャンプー」は、その名の通り『石けん』が主成分のシャンプーです。 洗浄力が強い割に肌への刺激が弱いので頭皮に優しいのですが、 『石けん』自体が強いアルカリ性なため、 洗い上がりは髪がゴワゴワするのでよく洗い流す必要があります。 石けんシャンプーによってアルカリ性になってしまった髪・頭皮を中性・弱酸性に戻すために、 酸性リンス(クエン酸リンスなど)を使う必要があります。 値段は安く、スーパーや薬局でも普通に販売されています。
例 「石ケン素地」「カリ石ケン素地」